アジア太平洋マネジメント 開業13周年のお知らせ
アジア太平洋マネジメント(代表 青木道生)は、令和5年3月1日を以て、開業13周年を迎えました。
開業時の経済環境はリーマンショック真っ只中でしたが、以後、政権交代や東日本大震災、熊本震災、アベノミクスに沸いた好景気からのコロナショック、そして現在はロシアとウクライナの問題を中心とした円安と物価高、エネルギーショックと、外部環境は常に変化し続けています。激変する環境に都度対応することではなく、変化を常として考えるべき経営が求められていると考えます。
中小企業に於ける外部環境の変化への対応は、企業価値である純資産に蓄積されていると考えます。純資産の多寡が全てではないものの、概ねのケースに於いて企業経営の柔軟性を生み出し、選択肢を広げられる手段となり得ます。特に、潤沢な純資産をCFとして留保していたケースでは、好景気時の爆発的な成長の波に乗ることが難しい一方で、不況時への備えが十分である証左でもあります。
このように、投資のみ・留保のみでは企業は成長出来ず、投資と留保の調和のとれた経営が求められます。巷ではよく、経営者に求められる能力はバランス感覚である、と表現されています。そのバランス感覚とは、財務的には成長と停滞、投資と留保、回収と再投資という企業経営の一連のプロセスに於いて、外部環境のワーストケースを想定した上でも企業経営上の致命的なリスクにはならない選択肢を見出す・判断することであると考えます。
この、企業経営上の致命的なリスクを排除するための準備と手段が、財務的には純資産の蓄積と現預金の留保です。投資と留保のバランスが取れた企業が、B/Sに於ける財務健全性を高め、且つP/Lに於ける収益性を最大化出来ています。
アジア太平洋マネジメントでは、今後も引続きP/Lでの収益的側面のみならず、B/SとP/L、CFの全側面より企業財務を分析し、企業経営の部分最適ではない全体最適を目指してまいります。又、外部環境は良くも悪くも変化し続けるものであることを前提に、財務的な備えを行い、企業の盤石な財務基盤の構築に努めてまいります。
今後とも、皆さま方からの御指導・御鞭撻の下、共に中小零細企業の未来を創り、専門知識を駆使した実務的な企業経営のサポートを実現出来るよう、一層の努力を重ねてまいります。
令和5年3月1日
アジア太平洋マネジメント
代表 青木道生