アジア太平洋マネジメント 開業11周年のお知らせ
アジア太平洋マネジメント(代表 青木道生)は、令和3年3月1日を以て、開業11周年を迎えました。
新型コロナウィルスの感染拡大による緊急事態宣言下、大企業は勿論のこと、中小零細企業も経営的に深刻なダメージを受けています。特に、従前より内部留保が脆弱であった企業に於いては、売上高の大幅な減少に起因するP/L(損益計算書)での収益毀損は、B/S(貸借対照表)での財務脆弱性を露呈することとなり、債務超過へ転落するケースも珍しくありません。
資金繰りの繋ぎとして、セーフティネット保証制度の拡充により新型コロナウィルス関連の貸付が増加しました。借入後一定期間は、利払い及び返済も不要(*利払いについては後に利子補給される)であり、多くの中小零細企業が利用しております。一方で、新型コロナウィルスの感染拡大が表面化して約1年が経過した今日、当該融資の制度にもよりますが、これより返済が開始される借入金が目立ってまいりました。
中小零細企業を取り巻く外部環境の変動は、これより本格化致します。特に中小零細企業に於けるCF(キャッシュフロー)の毀損は、借入金の返済を要因とした財務CFのマイナスにより、一層深刻なものとなると推測致します。外部環境の改善目処が立たない中、自助努力による経営の立て直しは困難であり、財務CFをカバーする目処が営業CF又はFCF(フリーキャッシュフロー)にて立てられることが出来なければ、企業は資金繰り破綻を来します。
このような未曾有の経済環境下、中小零細企業の経営を財務的見地よりサポートするアジア太平洋マネジメントでは、開業後節目の11周年を迎え、経営12年目に入ります。
この間、数多くの中小零細企業の経営改善や企業再生、設備投資や規模拡大、経営合理化や販路拡大に携わり、M&Aや事業譲渡、DDS(Debt Debt Swap)やDES(Debt Equity Swap)等の高度な知識が要求される専門的手法も、机上の空論ではなく実務的見地より個別ケース毎に十分な検討を重ね、積極的に実施してまいりました。又、公的機関の商工調停士や地方銀行・その他金融機関での行員向け融資研修の講師、大学での管理会計分野に於ける講師業等を務め、中小零細企業に於ける管理会計分野の第一人者であるとも自負致しております。
今後とも、皆さま方からの御指導・御鞭撻の下、共に中小零細企業の未来を創り、専門知識を駆使した実務的な企業経営のサポートを実現出来るよう、一層の努力を重ねてまいります。
令和3年3月1日
アジア太平洋マネジメント
代表 青木道生