アジア太平洋マネジメントからのお知らせ

アジア太平洋マネジメント 開業15周年のお知らせ

アジア太平洋マネジメント(代表 青木道生)は、令和7年3月1日を以て、開業15周年を迎えました。

創業当初は、財務内容が毀損された企業の経営改善・企業再生案件を多く手掛けてまいりましたが、今日では、財務内容が良好な企業より、「現状維持のためのモニタリング」や、「更に利益を増加させたい」というご相談が過半を占めてまいりました。数多くの企業と接する中で、「儲かっていれば、将来の選択肢は無数に有る」ことを実感しておりますし、換言すれば「儲かっていなければ、将来の選択肢は限定される」こととなります。

エネルギーや原材料価格の高騰、人件費の高騰、円安による仕入価格の高騰等の影響をモロに受けて、粗利率は低下し、固定費は増加し、売上高は若干の価格転嫁により増加したものの、利益ベースでは減益に陥っている企業も多く見受けられます。一方で、過去最高の売上高と利益を計上している企業も少なくありません。

両者の違いが何かを考えた際に、儲かっている企業は「漫然と経営していない」ということが挙げられます。全ての企業の経営者は、何らかの努力をしていますが、その努力の方向性が間違っていないのか。そして、ただ我武者羅に努力するのみではなく、増収と増益を目指した合理的な努力をしているのか。

私は、「経営とは、仮説と証明のプロセスである」と考えております。誰もが、「こうすれば儲かるのではないか」と仮説を立て、それを証明するために実行する。これが経営の原点にあるべきと考えますが、この仮説と証明の立論プロセスを誤ると、得られる解が誤ってしまいます。正しい仮説と証明のプロセスを知らぬまま、ただ我武者羅に努力する経営が、企業を不幸な結果に導いてしまったケースを、数多く目の当たりにしてきました。

アジア太平洋マネジメントは、この仮説と証明の立論を、企業の財務情報より客観的に分析し、解を導くことを専門としております。企業理念や技術力、人材育成といった、敢えて抽象的な要素を排除し(もっとも、これらはB/Sの純資産に帰結されるべき要素である)、財務情報より企業の過去を紐解き、現在を把握し、そして未来を拓いていく専門のコンサルティングです。

今後とも、皆さま方からの御指導・御鞭撻の下、共に中小零細企業の未来を創り、専門知識を駆使した実務的な企業経営のサポートを実現出来るよう、一層の努力を重ねてまいります。

令和7年3月1日
アジア太平洋マネジメント
代表 青木道生